法的なトラブルでお困りですか?
法テラスの無料相談を利用すれば、経済的な負担を抑えつつ、弁護士に相談できるかもしれません。
この記事では、法テラスの相談条件から予約方法、注意点まで、無料相談をフル活用するための情報をまとめました。
ぜひ最後まで読んで、トラブル解決への第一歩を踏み出しましょう。

無料相談を利用してみたいけど、どんな人が対象になるのかな?

法テラスの無料相談は、経済的に困窮している方の強い味方です!
この記事を読むことで、あなたは以下のことがわかります。
- 法テラスの無料相談を利用するための条件
- 相談を予約する方法
- 相談の流れ
- 相談する上での注意点
法テラス無料相談とは
法的トラブルでお困りの際、費用の心配をせずに弁護士に相談できる制度があります。
「法テラス無料相談」は、経済的な余裕がない方でも法的支援を受けられるように設けられた国の制度です。
どのような制度なのでしょうか。
経済的な問題を抱える方の強い味方
法テラスの無料相談は、収入や資産が一定以下の要件を満たす方を対象に、弁護士や司法書士に無料で相談できる制度です。
同一の問題につき3回まで、1回30分程度の相談が可能です。

無料相談を利用してみたいけど、どんな人が対象になるのかな?

法テラスの無料相談は、経済的に困窮している方の強い味方です!
経済的な理由で弁護士への相談を躊躇していた方にとって、法的トラブル解決への第一歩を踏み出すきっかけになります。
弁護士費用の立替えも可能
法テラスでは、無料相談だけでなく、弁護士費用の立替えも行っています。
弁護士に依頼する場合、着手金や報酬金などの費用がかかりますが、法テラスの「民事法律扶助制度」を利用することで、これらの費用を立て替えてもらうことが可能です。
支援の種類 | 概要 |
---|---|
法律相談援助 | 弁護士や司法書士による無料法律相談 |
代理援助 | 弁護士費用の立替え。裁判や調停など、弁護士に依頼する場合に利用可能 |
書類作成援助 | 裁判所に提出する書類作成費用の立替え。自己破産や相続放棄などの手続きで利用可能 |

弁護士費用を立て替えてもらえるのはありがたいけど、返済できるか不安だな…

ご安心ください。法テラスの立替金は、月々5,000円程度の分割払いが可能です。
法テラスの無料相談や弁護士費用の立替え制度を利用することで、経済的な負担を軽減しながら、法的トラブルの解決を目指せます。
法テラス無料相談を利用するための条件
法テラスの無料相談を利用するには、収入や資産が一定の基準以下である必要があります。
この基準は、法テラスが定める「資力基準」と呼ばれ、経済的に余裕がない方が法的支援を受けられるように設けられています。
収入が一定以下である必要性
法テラスの無料相談を利用するためには、収入が一定の基準以下であることが求められます。
この基準は、同居している家族の人数によって異なり、収入が多いほど利用が難しくなります。

もしかしたら、自分は対象外かも…

ご安心ください。収入が多少基準を超えていても、医療費や教育費などの特別な事情があれば、利用できる場合があります
収入基準の具体的な金額は、地域や家族構成によって異なりますが、目安として、1人暮らしの場合、月収がおおよそ18万円以下であることが基準とされています。
収入には、給与、年金、手当などが含まれます。
人数 | 手取月収額の基準 | 家賃または住宅ローン加算限度額 |
---|---|---|
1人 | 18万2,000円以下 | 4万1,000円以下 |
2人 | 25万1,000円以下 | 5万3,000円以下 |
3人 | 27万2,000円以下 | 6万6,000円以下 |
4人 | 29万9,000円以下 | 7万1,000円以下 |
※上記は目安であり、東京や大阪などの一級地では基準が異なります。
収入が基準をわずかに超える場合でも、医療費や介護費用などの出費が多い場合は、特例として利用が認められることもあります。
まずは法テラスに相談し、自身の状況を詳しく伝えることが重要です。
資産が一定以下である必要性
収入だけでなく、資産も一定の基準以下である必要があります。
ここでいう資産とは、現金や預貯金のほか、有価証券、不動産なども含まれます。

持ち家があるけど、相談できるのかな?

持ち家の評価額によっては、無料相談を利用できる可能性があります。まずは法テラスに相談してみましょう
資産要件も、家族構成によって基準が異なります。
1人暮らしの場合、現金や預貯金などの資産合計額が180万円以下であることが目安とされています。
人数 | 資産合計額の基準 |
---|---|
1人 | 180万円以下 |
2人 | 250万円以下 |
3人 | 270万円以下 |
4人以上 | 300万円以下 |
資産が基準を上回る場合でも、生活に必要な財産(居住用の家や生活に必要な家財など)は、評価額から一定額が控除されることがあります。
また、医療費や教育費などの特別な事情がある場合は、資産要件が緩和されることもあります。
資産要件を満たすかどうか不安な場合は、法テラスに相談し、自身の資産状況を詳しく説明することをおすすめします。
法テラスの職員が、個別の状況に応じて、利用できるかどうかを判断してくれます。
法テラス無料相談の流れ
法テラスの無料相談は、法的トラブルを抱える方が弁護士に相談できる制度です。
利用するには、事前に予約が必要です。
ここでは、相談を予約してから実際に相談を受けるまでの流れを説明します。
電話やWebで相談を予約
まず、法テラスの無料相談を予約します。
電話またはWebで予約が可能です。
予約方法 | 詳細 |
---|---|
電話予約 | 法テラス・サポートダイヤル(0570-078374)に電話します。受付時間は平日9時から21時、土曜9時から17時です。オペレーターに相談内容と希望日時を伝えましょう。 |
Web予約 | 法テラスのWebサイトから予約します。24時間いつでも予約可能ですが、利用には会員登録が必要です。相談内容や希望日時を入力して予約を確定させます。 |

電話が繋がらない

Web予約も活用してみましょう
法テラスの事務所で相談
予約が完了したら、指定された日時に法テラスの事務所へ行きます。
事務所では、相談員がトラブルの内容や状況を詳しく聞き取ります。
相談場所 | 詳細 |
---|---|
法テラス地方事務所 | 各都道府県にある法テラスの事務所で相談を受けられます。 |
法テラス地域事務所 | 地域に密着した相談窓口として、主要都市に設置されています。 |

どんなことを話せばいいんだろう…

相談したい内容をメモしておくとスムーズに進みます
相談員は、法的なアドバイスや情報提供はできませんが、相談内容に応じて適切な相談窓口や法制度を紹介してくれます。
弁護士会の法律相談センターで相談
法テラスの事務所のほかに、弁護士会の法律相談センターでも無料相談が可能です。
弁護士会の相談センターでは、弁護士が直接相談に対応します。
相談場所 | 詳細 |
---|---|
弁護士会法律相談センター | 各都道府県の弁護士会が運営する相談窓口です。法律の専門家である弁護士に、直接相談できます。 |
契約弁護士事務所 | 法テラスと契約している弁護士の事務所でも相談が可能です。 |
弁護士会の相談センターを利用する場合も、事前に予約が必要です。
各弁護士会のWebサイトや電話で予約を受け付けています。
法テラス無料相談の注意点
法テラスの無料相談は、法的トラブルを抱える人が気軽に専門家へ相談できる貴重な機会です。
しかし、利用にあたってはいくつかの注意点があります。

無料相談って、何回でもできるわけじゃないんだ…

相談回数や内容に制限があることを知っておくと、より有効に活用できるよ
相談できる回数に制限
法テラスの無料相談は、原則として同一の問題につき3回までです。
30分の相談時間の中で、弁護士が状況を把握し、的確なアドバイスをする必要があります。
相談回数 | 内容 |
---|---|
1回目 | 相談内容の概要説明、弁護士からのアドバイス |
2回目 | 1回目の相談内容を踏まえた、より具体的なアドバイス |
3回目 | 今後の対応に関する最終確認、弁護士への依頼に関する相談 |
3回の相談を有効に活用するため、相談したい内容を整理し、関係資料を準備しておくとよいでしょう。
相談できる内容に制限
無料相談では、民事・家事・行政に関する内容が対象となり、刑事事件や犯罪被害に関する相談は対象外です。
相談内容 | 例 |
---|---|
民事事件 | 借金問題、金銭トラブル、不動産問題など |
家事事件 | 離婚、相続、親権問題など |
行政事件 | 行政処分に対する不服申し立てなど |
対象外: 刑事事件 | 窃盗、詐欺、暴行などの犯罪に関する事件。犯罪被害者支援は法テラスの犯罪被害者支援ダイヤルへ相談する |

民事事件、家事事件、行政事件って、どんなことが含まれるの?

相談できる内容を事前に確認しておくと、スムーズに相談できるよ
また、相談内容が民事法律扶助の趣旨に沿わない場合(報復目的や権利濫用など)は、無料相談を利用できません。
法的トラブル解決への第一歩を踏み出そう
法的トラブルに巻き込まれた時、どこに相談すれば良いかわからないと悩む方は少なくありません。
そんな時は、まず法テラスに相談してみるのがおすすめです。
法テラスに問い合わせてみよう
法テラスは、国が設立した法的トラブル解決のための総合案内所です。

相談したいけど、どこに電話すればいいかわからない…

そんな時は、法テラスの相談窓口に電話してみましょう
電話やメールで相談内容を伝えれば、適切な相談窓口や弁護士を紹介してくれます。
ここでは、法テラスの問い合わせ先をまとめました。
問い合わせの種類 | 電話番号 | 受付時間 |
---|---|---|
総合案内ダイヤル | 0570-078374 | 平日9時~21時、土曜日9時~17時 |
法テラス富山 | 0570-078351 | 平日9時~17時 |
犯罪被害者支援 | 0120-079714 | 平日9時~21時、土曜日9時~17時 |
法テラスに相談することで、法的トラブル解決への道筋が見えてくるはずです。
弁護士会や市区町村の無料相談も検討
法テラス以外にも、弁護士会や市区町村でも無料相談を実施しています。

無料相談って、どんな人が利用できるの?

弁護士会や市区町村の相談窓口も調べてみましょう
弁護士会では、法律相談センターを設けて、一般市民向けの無料相談を提供しています。
市区町村では、定期的に弁護士や司法書士による無料相談会を開催している場合があります。
これらの相談窓口も、法的トラブル解決の糸口として活用できます。
弁護士会ごとの法律相談センターの有無をまとめました。
弁護士会 | 法律相談センターの有無 |
---|---|
富山県弁護士会 | 有 |
第一東京弁護士会 | 有 |
大阪弁護士会 | 有 |
愛知県弁護士会 | 有 |
無料相談を有効に活用し、法的トラブルの解決を目指しましょう。
よくある質問(FAQ)
- Q法テラスの無料相談はどんな人が対象ですか?
- A
法テラスの無料相談は、収入と資産が一定基準以下の方を対象としています。収入が少なくても、医療費や教育費などの特別な事情があれば利用できる場合もあります。まずは法テラスへ相談してみましょう。
- Q法テラスの無料相談は何回までできますか?
- A
原則として、同一の問題につき3回まで無料相談が可能です。30分の相談時間を有効に活用するため、事前に相談内容を整理しておきましょう。
- Q法テラスの無料相談では、どんな内容でも相談できますか?
- A
法テラスの無料相談は、民事事件、家事事件、行政事件に関する内容が対象です。刑事事件や犯罪被害に関する相談は対象外となりますのでご注意ください。
- Q法テラスの無料相談を予約したいのですが、どうすればいいですか?
- A
法テラスの無料相談は、電話またはWebで予約できます。電話の場合は、法テラス・サポートダイヤル(0570-078374)へ、Webの場合は、法テラスのWebサイトから予約してください。
- Q法テラスで弁護士を紹介してもらうことはできますか?
- A
法テラスでは、必要に応じて弁護士を紹介してもらえます。ただし、担当する弁護士を自分で選ぶことはできません。
- Q法テラスの無料相談を利用する際に、必要な書類はありますか?
- A
相談内容によって必要な書類が異なります。例えば、借金問題の場合は借入先の一覧表などがあると便利です。予約時に確認しておくとスムーズに相談できます。
まとめ
法テラスの無料相談は、経済的に余裕がない方が法的トラブルを解決するための第一歩となる制度です。
- 収入や資産が一定基準以下であれば、無料法律相談を受けられます。
- 法テラス 弁護士による相談は同一の問題につき3回までで、弁護士費用の立替え制度もあります。
- 法テラス 予約は電話やWebから可能で、法テラス 問い合わせで詳細を確認できます。
法的トラブルでお困りの際は、無料相談 窓口である法テラスに相談し、解決への糸口を見つけましょう。
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