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【年末やることリスト】仕事・家事・プライベートを網羅!やり残しゼロで新年を迎える

12月に入ると、街の雰囲気も慌ただしくなり、「あれもしなきゃ、これもしなきゃ」と焦る気持ちが募りますよね。仕事の締め切り、大掃除、年賀状の準備、さらには忘年会の調整など、やるべきことが山積みで、何から手をつければいいのか分からなくなってしまうこともあるでしょう。

しかし、無計画に進めてしまうと、年末ギリギリになって「大事な手続きを忘れていた!」「ゴミの収集日が終わっていた!」といったトラブルに見舞われかねません。せっかくの年末年始休暇を、自己嫌悪や残務処理で消費してしまうのは避けたいものです。

そこで今回は、忙しいあなたのために、仕事・家事・プライベートを網羅した「年末やることチェックリスト」を作成しました。この記事を読みながら一つずつタスクを消化していけば、確実にやり残しをゼロにでき、晴れやかな気持ちで新年を迎えられるはずです。

この記事でわかること

目次

まずは全体像を把握!12月のスケジュール計画と優先順位

年末のタスクを効率よくこなすために最も重要なのは、具体的な作業に取り掛かる前の「計画立て」です。多くの人が失敗するのは、目の前の仕事や片付けにいきなり着手してしまい、時間配分を誤るパターンです。まずはコーヒーでも飲みながら、12月全体のスケジュールを俯瞰してみましょう。

12月の時期別・理想的なタスク配分表

12月は「上旬」「中旬」「下旬」で、それぞれ注力すべきタスクの性質が異なります。上旬はまだ心の余裕があるため、時間がかかる計画や予約関係を済ませるのが鉄則です。中旬には実働部隊として掃除や片付けを本格化させ、下旬は最終確認と休息に充てるのが理想的な流れです。

具体的にどのようなペース配分で進めれば良いのか、以下の表に時期ごとの推奨タスクをまとめました。このスケジュール感を頭に入れておくだけで、「もう年末なのに何も終わっていない」という事態を防ぐことができます。ご自身のカレンダーと照らし合わせながら確認してみてください。

時期テーマ主なアクション
12月上旬
(1日〜10日)
計画と予約リスト作成、ゴミ収集日確認、美容室・病院の予約、お歳暮の手配、ふるさと納税の選定
12月中旬
(11日〜20日)
実行と整理不用品の処分、大掃除(水回り・窓)、年賀状の投函、仕事の引継ぎ資料作成
12月下旬
(21日〜31日)
仕上げと休息正月の買い出し、玄関の飾り付け、デスク周りの掃除、手帳の移行、デジタルデータの整理

このように時期を区切ることで、心理的な負担を分散させることができます。特に重要なのが「ゴミ収集日」の確認です。自治体によっては年末の最終収集日が予想以上に早い場合があり、大掃除で出たゴミを年越しさせてしまうという悲劇が起こり得ます。この表を参考に、まずは「捨てられる日」から逆算してスケジュールを組んでみてください。

「やることリスト」の書き出しと優先順位の付け方

頭の中だけで「あれもやらなきゃ」と考えている状態は、脳のメモリを無駄に消費し、焦りを生む最大の原因です。まずは紙とペン、あるいはスマートフォンのメモアプリを用意して、思いつく限りのタスクを全て書き出してみましょう。これを「ブレインダンプ」と呼びますが、可視化するだけで驚くほど心が落ち着くはずです。

書き出したタスクには、必ず優先順位をつけます。おすすめは「期限が決まっているもの(DeadLine)」と「やっておくと新年が楽になるもの(Better)」に分ける方法です。例えば、銀行の振込や役所の手続き、年賀状の投函期限などは絶対的な「期限」があるため最優先です。一方で、窓拭きやカーテンの洗濯などは、最悪の場合年明けに回しても生活に支障はありません。完璧を目指しすぎず、「これさえ終われば合格点」というラインを明確にしておくことが、年末を笑顔で乗り切るコツです。

【仕事編】最終営業日を定時で帰るための業務整理チェックリスト

【仕事編】最終営業日を定時で帰るための業務整理チェックリスト

ビジネスパーソンにとって、年末の最終営業日(仕事納め)は特別な一日です。この日までに全ての業務を完璧に終わらせ、スッキリとした気持ちで退社するためには、2週間前からの準備が欠かせません。ここでは、職場での評価を下げず、かつ自分自身も楽になるための仕事整理術を紹介します。

進行中プロジェクトの棚卸しと関係各所への連絡

まずは現在抱えている案件の進捗状況を確認し、「年内に完了させるもの」と「年明けに持ち越すもの」を明確に分けましょう。自分一人で完結する仕事であれば調整は容易ですが、クライアントや他部署が関わる案件は注意が必要です。相手も年末で忙しく、急な依頼には対応できない可能性が高いからです。相手の営業日を確認せずに連絡を入れると、返信が来ないまま休みに入ってしまい、モヤモヤしたまま年を越すことになりかねません。

具体的には、12月中旬までには取引先や協力会社の年末年始休業期間を確認し、年内に納品や承認が必要なものについては、スケジュールの合意を取り付けておくことが重要です。メールの署名欄に「※弊社の年末年始休業は12月29日〜1月3日です」と早めに記載しておくだけでも、相手へのアナウンス効果があります。先手先手でボールを投げておくことで、自分の手元にタスクが残るのを防ぎましょう。

デスク周りとPC内部の徹底的な整理整頓

物理的な環境とデジタル環境の両方を整理することは、来年の業務効率を劇的に向上させます。デスクの上に積み上がった書類の山は、見るだけでストレスホルモンを分泌させると言われています。不要な書類はシュレッダーにかけ、必要な書類はファイリングして、机の上にはPCと電話しかない状態を目指しましょう。引き出しの中も一度全て取り出し、インクの出ないボールペンや古くなった付箋などを処分するだけで、驚くほど気分がリフレッシュします。

また、PCのデスクトップ画面がアイコンで埋め尽くされている方は、フォルダ整理の絶好の機会です。「2023_project」などのフォルダを作成し、終了した案件のデータをアーカイブ化しましょう。さらに、メールの受信トレイも整理対象です。未読メールを一掃し、不要なメルマガを解約するだけで、新年からの情報処理速度が変わります。ブラウザのブックマーク整理や、パスワード変更などのセキュリティ対策も、このタイミングで行っておくと安心です。

【家事・大掃除編】効率重視!挫折しないためのお掃除&片付けリスト

年末といえば大掃除ですが、家中をピカピカにしようと意気込みすぎると、途中で疲れて挫折してしまいます。「普段できない場所」に絞り、効率よく汚れを落とすことが成功の鍵です。ここでは、特に優先順位の高い場所と、効率的な進め方について解説します。

「捨てる」が先、「磨く」は後!不用品の処分計画

掃除を始める前に必ず行ってほしいのが「不用品の処分」です。モノが溢れた状態で掃除機をかけたり拭き掃除をしたりするのは、障害物競走をしているようなもので非常に非効率です。まずは家中の不用品をゴミ袋にまとめることから始めましょう。1年間一度も着なかった服、賞味期限切れの調味料、欠けた食器、読み終わった雑誌など、家の中には驚くほど多くの「使わないモノ」が眠っています。

特に年末は自治体の粗大ゴミ回収の申し込みが殺到し、予約が取れないことがあります。大きな家具や家電を捨てたい場合は、12月に入ったらすぐに申し込み手続きを行いましょう。もし自治体の回収に間に合わない場合は、リサイクルショップの出張買取や、不用品回収業者を利用するのも一つの手です。部屋の床面積を広げてから掃除に取り掛かることで、作業時間が半分以下に短縮されることも珍しくありません。

水回りと玄関を優先!ポイントを絞った大掃除

時間が限られている場合、全ての部屋を掃除するのは不可能です。風水や気分の観点からも、優先すべきは「キッチン・浴室などの水回り」と「家の顔である玄関」です。キッチンの換気扇(レンジフード)の油汚れは、気温が低いと固まって落ちにくくなるため、比較的暖かい日中に行うのがおすすめです。つけ置き洗いを活用している間に、コンロ周りやシンクを磨くなど、同時並行で進めると効率的です。

玄関は、新年の神様を迎える入り口とされています。靴を全て下駄箱にしまい、たたき(三和土)を水拭きするだけでも空気感がガラリと変わります。余裕があれば、普段洗濯しないカーテンを洗うのもおすすめです。部屋の中で大きな面積を占めるカーテンが綺麗になると、部屋全体が明るくなり、洗剤の良い香りが部屋中に広がって、清々しい気分で新年を迎えられます。完璧を求めず、「ここだけは綺麗になった!」という達成感を積み重ねていきましょう。

【手続き・お金編】忘れると損をする?年末特有の事務タスク

掃除や仕事に気を取られて後回しにしがちなのが、お金や行政に関する手続きです。しかし、これらは期限を過ぎると金銭的な損をしたり、サービスが停止したりするリスクがあります。ここでは、絶対にチェックしておきたい事務的なタスクをまとめました。

ふるさと納税と医療費控除の準備

節税対策として利用している方も多い「ふるさと納税」ですが、その年の控除対象となるのは12月31日までの申し込み(入金完了)分までです。駆け込み需要で年末は大手のポータルサイトが繋がりにくくなったり、人気の返礼品が品切れになったりすることが多々あります。また、クレジットカード決済でも処理に時間がかかる場合があるため、遅くとも12月25日頃までには手続きを完了させておきたいところです。ワンストップ特例制度を利用する場合は、申請書の郵送期限(翌年1月10日必着)も忘れないようにしましょう。

また、医療費控除を予定している方は、1年間の医療費の領収書を整理しておきましょう。家族全員分を合算して10万円(総所得金額等が200万円未満の人は総所得金額等の5%)を超えているかどうかの計算は、確定申告時期になってから始めると非常に面倒です。今のうちに「医療機関ごと」や「人ごと」に領収書を分け、大まかな合計金額を算出しておくだけでも、年明けの自分が大いに助かります。

銀行業務と日用品のストック確認

年末年始は銀行の窓口が休業し、ATMの手数料が高くなる、あるいは稼働時間が短縮される場合があります。手持ちの現金が足りなくなり、高い手数料を払ってお金をおろすのはもったいないことです。新札でお年玉を用意する必要がある場合も含め、必要な現金は早めに引き出し、両替を済ませておきましょう。家賃や駐車場代などの振込が必要な場合も、年内最終営業日の15時以降は翌年扱いになることがあるため注意が必要です。

さらに、生活必需品のストック確認も欠かせません。年末年始にスーパーやドラッグストアが休業していたり、営業時間が短縮されていたりすることで、トイレットペーパーや洗剤、常備薬などが買えずに困るケースがあります。以下に、年末にチェックすべきストック品のリストを用意しましたので、買い出しの参考にしてください。

【自分・デジタル編】新年の運気を上げる振り返りとデータ整理

部屋や職場が綺麗になっても、スマートフォンの中身や自分自身の心が乱れていては、本当の意味でスッキリしたとは言えません。現代人にとって、デジタル空間の整理整頓は、物理的な掃除と同じくらい重要です。最後に、自分の心とデジタル環境を整えるためのタスクを紹介します。

スマホの写真整理とサブスクの見直し

一年間でスマートフォンに溜まった数千枚の写真や動画。これらを整理せずに放置しておくと、ストレージ容量を圧迫するだけでなく、大切な思い出が埋もれてしまいます。年末の休暇を利用して、不要なスクリーンショットや失敗した写真を削除し、クラウドサービスや外付けHDDにバックアップを取りましょう。「2024年ベストショット」のようなアルバムを作って家族で見返すのも、楽しい時間の過ごし方です。

あわせて行いたいのが、有料サブスクリプションサービスの見直しです。「初月無料だから」と登録して、全く使っていない動画配信サービスやアプリはありませんか?月額数百円でも、積み重なれば年間で大きな出費になります。クレジットカードの明細を確認し、不要な固定費を解約することで、家計のダイエットにもなり、清々しい気持ちで新年を迎えられます。

今年の振り返りと来年の「やりたいことリスト」作成

タスク消化に追われるだけでなく、静かに自分と向き合う時間を確保することも大切です。手帳や日記を見返して、「今年できたこと」「楽しかったこと」「成長したこと」を書き出してみましょう。反省点ばかりに目を向けるのではなく、自分を褒めてあげることが、自己肯定感を高めるポイントです。

過去を振り返った後は、来年の未来に目を向けます。「来年こそ行ってみたい場所」「挑戦したい資格」「会いたい人」など、ワクワクする目標を「やりたいことリスト100」として書き出してみてください。具体的な目標があることで、お正月休み明けのモチベーションが劇的に変わります。新しい手帳の最初のページに夢を書き込む時間は、何物にも代えがたい豊かなひとときとなるでしょう。

よくある質問(FAQ)

年末の大掃除はいつまでに終わらせるのが縁起が良いですか?

一般的には12月28日までに終わらせるのが良いとされています。29日は「九(苦)」に通じて縁起が悪く、31日は「一夜飾り」となり神様に失礼にあたると言われているためです。もし28日までに終わらない場合は、30日に行うのがベストです。ただし、これらはあくまで風習ですので、無理をして体調を崩さないよう、ご自身のスケジュールに合わせて進めてください。

喪中の場合、年末のやることは変わりますか?

はい、いくつか変わる点があります。まず、年賀状は出さずに「喪中欠礼状」を11月〜12月上旬までに出します。また、門松やしめ縄などの正月飾り、鏡餅の用意は行いません。おせち料理については、本来は「お祝い」の意味があるため控えますが、最近では普段の食事として楽しむ家庭も増えています。大掃除に関しては、神事ではなく「家を清める」意味合いが強いため、通常通り行って問題ありません。

どうしてもやる気が起きません。最低限これだけやればOKなことは?

本当に時間も気力もない場合は、「ゴミ捨て」と「玄関の掃除」の2点だけに絞りましょう。家の中の不要なゴミを出し切り、家の入り口である玄関を綺麗にするだけでも、空気は変わります。また、お金関係(支払いなど)の期限があるものは、後でトラブルになるのを防ぐために最優先で処理してください。他は年明けにゆっくり行っても大丈夫です。

まとめ:年末やることチェックリストを活用して、最高の新年を迎えよう

今回は、仕事、家事、手続き、プライベートまでを網羅した「年末やることチェックリスト」を紹介しました。これだけ多くの項目があると圧倒されてしまうかもしれませんが、全てを完璧にこなす必要はありません。ご自身のライフスタイルに合わせて優先順位をつけ、できる範囲で一つずつクリアしていくことが大切です。

年末の準備は、単なる「タスク処理」ではなく、過去の自分を労い、新しい自分を迎えるための「儀式」のようなものです。部屋が綺麗になり、気がかりな仕事がなくなり、必要なモノが揃った状態で迎える元旦の朝は、格別の清々しさがあります。ぜひこの記事をブックマークして、チェックリストとして活用しながら、素晴らしい新年をお迎えください。来年があなたにとって飛躍の年となることを心から願っています。

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